副業を契約する前に確認したいのは、仕事内容、報酬条件、作業量、費用、コースの差、契約相手と支払先、解約条件の7項目です。
私はこれらを文章でそろえず、誰にも相談しないまま、約550万円の副業サポートを契約しました。コース4で申し込むつもりがコース10になり、消費者金融から借り入れ、契約先とは別の会社名義の口座へ振り込みました。
約1か月作業しても、会社が用意する広告による報酬は0円でした。解約後に約70万円が返金されましたが、差し引き約480万円の負担が残りました。
この記事では、今の私なら副業の契約前に何を確認し、どの資料を第三者へ見せるかを、7項目にまとめます。
副業の契約前に確認する7項目
まず、7項目を一覧にします。
- 実際の仕事内容
- 報酬が発生する条件
- 必要な作業量と期間
- 支払総額と追加費用
- コースごとの具体的な差
- 契約相手と支払先
- 解約・返金の条件

大切なのは、電話で「確認しました」と思うことではありません。7項目を文字で受け取り、自分の言葉で説明できる状態にすることです。
1.実際の仕事内容
「SNSで広告を広める」「AIでブログを書く」だけでは、仕事内容を確認したことになりません。
次のように、最初から最後までの作業を分けます。
- どのアカウントを作るのか
- 誰が商品や広告を選ぶのか
- 誰が見込み客を集めるのか
- 自分は何を投稿し、何を送るのか
- 問い合わせや苦情には誰が対応するのか
私の場合、会社が広告を用意し、自分はInstagramのDMで送る仕事だと理解しました。しかし契約後は、WordPress、A8.net、Instagramの登録、セルフバック、相互フォロー、DM送信から始まりました。
約1か月たっても、会社から広告は届きませんでした。
説明と実際の作業は、SNS副業の仕事内容は?A8.net登録・フォロワー集め・DM送信の実体験で詳しく比較しています。
2.報酬が発生する条件
「月30万円も可能」といった金額より、1円の報酬が発生する条件を確認します。
私が確認しておきたかったのは、次の点です。
- 広告の表示、クリック、申込み、購入のどこで成果になるか
- 成果が発生してから確定するまでの条件
- 1件当たりの報酬
- 過去の平均では、何件の作業から何件の成果が出たか
- 成果が取り消される条件
私は「商品が売れたり契約になったりすれば広告料が入る」と理解しただけで、そこまでに必要な数字を確認していませんでした。
大きな月収例より、「何をすれば1件になるか」を先に聞くべきでした。
3.必要な作業量と期間
広告に短い作業時間が書かれていても、準備や集客を含むとは限りません。
投稿作成、フォロー、DM、返信、記録、修正まで含め、1日と1週間の作業を確認します。
私の場合は、相互フォローで500人まで増やし、DMを送る作業がありました。契約前に、「500人まで何日かかる想定か」「1日何件フォローし、何件DMを送るのか」は聞いていませんでした。
作業時間は、広告の一文ではなく、工程ごとの件数から計算します。
4.支払総額と追加費用
月額だけ、最初の教材代だけではなく、契約終了までの総額を見ます。
確認したいのは、次の金額です。
- 初期費用
- サポート費用
- 月額料金
- システム利用料
- 広告費
- 外部サービスの費用
- 分割手数料や借入利息
さらに、収入が0円でも払える金額かを考えます。
私は、副業収入から返済できる前提で借り入れました。しかし、予定していた広告報酬が0円でも返済は始まりました。
5.コースごとの具体的な差
「上位コースは手厚い」という説明を、数えられる項目へ変えます。
- 面談は何回か
- 質問への回答は何営業日以内か
- 作ってもらえる成果物は何点か
- サポート期間は何日か
- 下位コースにない作業は何か
私はコース4で申し込むつもりでしたが、2回目の電話を終えたときにはコース10を契約していました。
価格差によって何が増えるのかを表で比べず、「最上位なら結果が出やすいだろう」と考えました。
当時の電話の経緯は、副業サポートの高額契約|コース4のつもりがコース10になった体験に書いています。
6.契約相手と支払先
契約書の会社名、請求書の名義、振込先の名義が一致しているかを確認します。
違う場合は、次の点を文章で聞きます。
- なぜ別の会社へ支払うのか
- その会社は契約でどの役割を持つのか
- 誰への何の代金として処理されるのか
- 解約や返金の窓口はどちらか
私の振込先は、説明を受けた契約先とは別の会社名義でした。疑問には思いましたが、口頭の説明で納得し、そのまま振り込みました。
今なら、契約書に理由が書かれるまで支払いません。
7.解約・返金の条件
契約する前に、やめるときの条件を確認します。
- 解約できる期間
- 連絡方法と窓口
- 返金額の計算方法
- 違約金や事務手数料
- 既に提供されたサービスの扱い
- 返金保証がある場合、その対象と条件
「返金保証」という言葉だけで安心せず、サポート費用全体が対象なのか、教材代だけなのか、何をすれば条件を満たすのかを読みます。
国民生活センターは、副業サポートを電話勧誘で契約した場合、法律で定める書面の受領日を1日目として8日以内ならクーリング・オフできると案内しています。期間を過ぎても、勧誘に問題があった場合などは返金を求められる場合があるとしています。
参考:国民生活センター「電話勧誘で副業のサポート契約をしたが儲からない。返金してほしい」
契約方法や目的によって扱いが異なる可能性があるため、個別の契約は消費者ホットライン188から早めに相談先を確認してください。
第三者へ見せるのは、この5つです
「相談したら反対されそう」と思うと、良い部分だけを説明したくなります。
今の私なら、広告を見ていない第三者へ、次の5つをそのまま見せます。
- 最初に見た広告
- 全コースの比較表
- 契約書と利用規約
- 収益の計算根拠
- 支払方法と振込先

第三者には、「この副業は大丈夫だと思う?」だけではなく、次のように聞きます。
- 私は何をする契約に見えるか
- いくら払う契約に見えるか
- どの条件で報酬が入るように見えるか
- 分からない箇所はどこか
自分と第三者の説明が違えば、理解できていない部分があるということです。
なぜ私は誰にも相談しなかったのか
私は、収入を増やしたいという気持ちがありました。大きな夢ではなく、本業を続けながら、将来の生活と借入返済への不安を小さくしたかったのです。
また、電話で説明を受ける中で、「ここまで進んだのだから」「この機会を逃したくない」という気持ちになりました。
誰かに話すには、契約内容をいったん整理しなければなりません。当時の私は、それをせず、電話の流れの中で判断しました。
相談しなかったのは、情報が十分だったからではありません。情報が整理できていないままでも、前へ進みたかったからです。
公的機関の注意喚起も一緒に確認する
国民生活センターは、情報商材をきっかけに、電話やWeb会議で高額な副業コンサルティングやサポート契約を勧められるケースが目立つと案内しています。
消費者庁も、SNS広告からLINE、電話へ進み、高額な副業サポートを契約したものの報酬が得られない相談について注意喚起しています。
参考:消費者庁「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」
私の契約先が公表資料の事業者と同じだと断定するものではありません。契約前に、自分が見た広告だけでなく、同じ仕組みに関する公的情報も確認するための参考です。
まとめ:説明できない契約には進まない
副業の契約前に確認したいのは、仕事内容、報酬条件、作業量と期間、支払総額、コース差、契約相手と支払先、解約条件の7項目です。
7項目を文章でそろえ、広告、比較表、契約書、収益根拠、支払先を第三者へ見せます。
私は誰にも相談せず、コースの認識が変わり、借入と振込まで進みました。
今なら、「今日は契約しません。資料を持ち帰って確認します」と伝えます。自分で説明できない契約には、支払いません。
解約と返金後に残った負担は、副業サポートを解約・返金請求した体験にまとめています。
次の記事では、副業のために借入をする前に確認したい10項目を、私の失敗から具体的に整理します。
