SNS副業の仕事内容は、名前だけでは分かりません。「SNSで広告を広める仕事」と説明されても、実際にはアカウント登録、フォロワー集め、DM送信など、収入が発生する前の作業をすべて自分で行う場合があります。
私が契約した副業サポートでは、Instagramでフォロワーを増やし、会社が用意する広告をDMで送ると説明されました。商品が売れたり契約につながったりすれば、広告料が入るという話でした。
ところが、契約後に始めたのは、WordPress、A8.net、Instagramの登録、セルフバック、相互フォロー、DM送信です。フォロワーは500人まで増やしましたが、DMの反応はほとんどなく、約1か月たっても会社から広告は届きませんでした。
この記事では、私が実際に行ったSNS副業の仕事内容を、作業の順番と当時感じた疑問に分けて紹介します。
契約前に聞いたSNS副業の仕組み
電話で聞いた説明は、次のようなものでした。
- Instagramのアカウントを作る
- フォロワーを増やす
- 会社から広告素材を受け取る
- 広告をDMで送る
- 商品の購入や契約につながる
- 広告料が入る
私は、会社が広告の仕事を持っていて、自分は用意された広告を広げる役割だと理解しました。
収入が安定するまでサポートするという説明もあり、「専門知識がない自分でも、指示どおりに進めればできる」と考えました。
しかし、広告を誰が選ぶのか、何件のDMを送る想定なのか、1件の成約までどのくらいかかるのかは確認していませんでした。
実際に指示された6つの作業
契約後に私が行ったのは、おおよそ次の6つです。
- WordPressのアカウントを作る
- A8.netへ登録する
- Instagramのアカウントを作る
- セルフバックで1万円以上を発生させる
- 相互フォローでフォロワーを500人まで増やす
- DMを送る

一つずつ見ると、登録や入力が中心です。そのため、最初は「作業が前へ進んでいる」と感じました。
ただし、登録が終わっても収入は発生しません。フォロワーが増えても、広告が届かなければ、説明されていた仕事は始まりませんでした。
WordPressのアカウントを作りました
最初にWordPressのアカウントを作るよう案内されました。
私は、それまでブログを本格的に運営した経験はありませんでした。SNSで広告をDM送信する仕事だと理解していたため、なぜWordPressが必要なのかを十分に理解しないまま登録しました。
ブログを使って何を発信するのか、どの広告を載せるのか、SNSとどうつなげるのか。具体的な完成図は見えていませんでした。
この段階で確認すべきだったのは、登録方法だけではなく、そのアカウントが収入までのどの工程に必要なのかという点です。
A8.netに登録し、セルフバックを行いました
次に、ASPのA8.netへ登録しました。
ASPとは、広告を出したい企業と、ブログやSNSで広告を紹介する人をつなぐサービスです。A8.netの公式案内では、広告プログラムを探して提携し、広告を掲載し、利用者の購入や申込みが成果条件を満たして確定すると、報酬が支払われる流れになっています。
私が最初に行ったのは、通常の広告紹介ではなく、セルフバックでした。
セルフバックは、自分で商品やサービスへ申し込み、成果条件を満たすと報酬を受け取れる仕組みです。A8.netも、メディア会員が自分で申込み・利用し、成果発生までを体験できる機能と説明しています。
私は指示に従い、セルフバックで1万円以上を発生させました。
ただ、これはフォロワーに広告を紹介して得た収入ではありません。自分自身が条件を満たすために申込みをした結果です。契約前に聞いた「広告をDMで送り、商品が売れれば広告料が入る」という仕事とは分けて考える必要がありました。
なお、この記事はA8.netやセルフバック自体を問題視するものではありません。私が契約したサポートで、登録とセルフバックがどのように指示されたかを記録するものです。
相互フォローで500人まで増やしました
Instagramでは、フォロワーを500人まで増やすよう指示されました。
私は相互フォローを使って人数を増やしました。相手をフォローし、相手からもフォローしてもらう形です。
数字は増えましたが、その500人が、紹介する商品に関心を持つ人なのかは分かりませんでした。
たとえば車用品を紹介するなら車に関心のある人、アウトドア用品なら実際に使う人へ情報を届ける必要があります。しかし当時は、何を紹介するかが決まっていない状態で、まず人数を増やしていました。
フォロワー数という目標は分かりやすいため、達成すると作業が進んだ気持ちになります。一方で、人数だけでは、誰に何を伝えるアカウントなのかは決まりません。
DMを送っても、反応はほとんどありませんでした
フォロワーへDMを送りましたが、反応はほとんどありませんでした。
相手から見れば、相互フォローしただけの知らない人から届くメッセージです。私自身が商品を使った体験や、相手に合わせた情報を持っていたわけでもありません。
私は「送る件数を増やせば、いつか反応が出るかもしれない」と考えて続けました。
しかし、何件送って何件読まれたのか、何件返信があり、何件が申込みにつながる想定なのか。記録する指標も、目安となる数字も持っていませんでした。
約1か月たっても、会社から広告が届きませんでした
最も大きな違いは、会社から広告素材が届かなかったことです。
契約前の私は、会社が広告を用意し、自分がDMで広げると理解していました。ところが約1か月たっても、送るための広告は届きませんでした。
サポートへ問い合わせると、「これからです」「もっとフォロワーを増やしてください」という趣旨の回答でした。
この時点で、私がしていたことは、説明された広告の仕事を実行することではなく、広告が届く前の準備を続けることになっていました。

SNS副業の仕事内容で確認すべき5つのこと
私の体験から、契約前に確認したかったのは次の5点です。
誰が広告や商品を選ぶのか
会社が用意するのか、自分でASPから探すのかで、必要な知識と作業量は変わります。
集客は誰が担当するのか
既に見込み客がいるのか、ゼロから自分でフォロワーを集めるのかを確認します。
1件の報酬までに何件の作業が必要か
DM送信数、返信率、クリック数、申込み数の目安がなければ、必要な時間を計算できません。
自分で申し込む報酬と、他人へ紹介する報酬を分ける
セルフバックで発生した金額を、継続的な副業収入と同じように考えないことが大切です。
広告が届かない場合の期限を決める
「これから」と言われたまま待ち続けないよう、何日までに何が提供されるのかを書面で確認します。
説明と実際の作業を、一行ずつ照合する
SNS副業の仕事内容を確かめるときは、説明と作業を一行ずつ並べると違いが見えます。
私の場合は、「会社が広告を用意する」という説明に対して、約1か月たっても広告が届きませんでした。「週2時間」という記憶に残る広告の言葉に対しても、フォロワー集めやDM送信を含めて本当に収まるのかを確認していませんでした。
副業の名前ではなく、誰が、何を、何件、いつまでに行い、どの条件で報酬になるのかまで分解する必要があります。
まとめ:登録できたことと、稼げる仕組みは別でした
私が実際に行ったSNS副業の仕事内容は、WordPress、A8.net、Instagramの登録、セルフバック、500人までのフォロワー集め、DM送信でした。
登録や人数の目標は達成できました。しかし、会社が用意するはずの広告は届かず、そこからの報酬は0円でした。
アカウントを作れたこと、フォロワーが増えたこと、セルフバックが発生したこと。それぞれは事実です。ただし、それだけで継続的に収入が入る仕組みが完成したわけではありませんでした。
SNS副業を検討するときは、成果が出る前の準備作業まで含めて、仕事内容と必要時間を確認してください。
解約と返金までの経緯は、副業サポートを解約・返金請求した体験にまとめています。
次の記事では、「会社から広告が届かない」とサポートへ問い合わせたときの回答と、その後の判断を詳しく振り返ります。
