ChatGPTを使えば、ブログ記事の下書きは早く作れます。でも、文章ができたことと、読者に伝わる記事ができたことは同じではありません。私は以前、別の有料AI記事作成システムを使って、約6か月で約150記事を公開しました。それでも閲覧数は少なく、収益もほとんどありませんでした。
ここで先に区別しておきます。約150記事を作ったのはChatGPTではなく、当時契約した別のAIシステムです。 私はChatGPTも記事作成に使ったことがありますが、どの記事をどのような指示で作ったかまでは記録を確認できていません。この記事は「ChatGPTで150記事書いて失敗した」という話ではありません。
過去のAI記事作成を振り返りながら、ChatGPTでブログ記事を作成するときに、どこを自分で考え、どこを手伝ってもらうべきかを整理します。40代・50代で仕事をしながらブログを始める方に向けた、私なりの考えです。
結論:ChatGPTは文章の代役ではなく、考えを整理する補助にしたい
今の私が考える分担は、次のとおりです。
- 私が出すもの:自分の経験、数字や時期、困った場面、読者に伝えたい判断
- ChatGPTに頼むもの:疑問の洗い出し、構成案、分かりにくい文章の言い換え
- 最後に私が確認するもの:事実、本人の言葉になっているか、未経験のことを断言していないか

これは過去に私が確立していた方法ではありません。約150記事を作ってもうまくいかなかった経験から、これからの記事作成で試したい分担です。
以前のAI記事作成では、3分で下書きができました
当時使っていた有料のAIシステムは、メインテーマを入力すると、SEOキーワード、想定読者、タイトル、見出し、記事のポイントを出してくれました。候補を選び、必要なら編集すると、数分ほどで下書きができます。私は「WordPressやnoteに貼り付けるだけでよい」と受け止めていました。
初めてブログに取り組む自分には、とても魅力的でした。仕事を終えてから長時間文章を書くのは難しいので、記事の形がすぐできることに助けられた面もあります。
ただ、私が約8,000字に設定していた記事には、同じような説明が重複して出ることがありました。十分に見直さず、そのまま公開した記事もあります。作成に3分しかかからないことを、公開まで3分でよいことと取り違えていたと思います。
この体験は、AI記事で同じ内容を繰り返した理由にも書きました。
記事の「材料」をAIに渡せていませんでした
最初の約30記事分は、自分でテーマを考えました。その後はネタが出なくなり、他サイトのタイトルや見出しをAIシステムに入力して記事を増やしました。今思えば、テーマの数よりも、自分の経験や確認した事実を材料として渡せていなかったことが大きかったと思います。
当時は健康・美容のブログでしたが、私はその分野の体験を十分に持っていたわけではありません。紹介する商品の説明や比較を書こうとしても、自分だから言えることが少ない。記事が形になっても、「なぜこの記事を自分が書くのか」に答えられませんでした。
約150記事という数字は、私にとって頑張った記録です。一方で、それだけ書けば読まれる、収益になるという証拠ではありません。閲覧数は少なく、商品と記事の結びつけ方も分からないままでした。
ブログのネタ切れについては、約30記事でネタが尽きた経緯で詳しく振り返っています。
ChatGPTに渡したいのは「もっと長く書いて」より体験メモ
ChatGPTを使うなら、最初に完成原稿を頼むのではなく、私が実際に見たこと・したことを短く書き出すところから始めたいです。例えば、過去のブログ経験なら次のようなメモです。
体験メモの例:「有料AIシステムを使い、約6か月で約150記事を公開した。最初の約30記事は自分でテーマを考え、その後はネタに困った。約8,000字の設定では似た説明が繰り返されることがあった。閲覧数は少なく、収益はほとんどなかった。ただし、当時のアクセス数の正確な記録は未確認」
「150記事で月何万円稼いだ」「3分で検索上位になった」といった話は、このメモからは作れません。AIに整えてもらう前に、確認できる事実と記憶だけの部分を分ける必要があります。
OpenAIのプロンプトに関する公式資料でも、目的に関係する背景情報を入力することが有用だと案内されています。ただし、背景を渡しただけで出力が正しいとは限りません。最後の確認は、自分の仕事です。
私なら、まず「見出し候補」を頼みます
以下は、実際に過去に使った指示文ではなく、これから使うための例です。
指示文の例:「以下は私のブログ運営の体験メモです。40代・50代の会社員で、AIを使ったブログ記事作成を考えている人向けに、記事の見出し案を3つ提案してください。メモにある事実、私の記憶、まだ確認できていないことを区別してください。メモにない収益額、アクセス数、会話、感想は作らないでください。まず不足している情報を質問してください」
ここに先ほどの体験メモを続けます。出てきた見出しはそのまま採用せず、「読者の疑問に順番に答えているか」「自分の体験を入れられるか」を見ます。
下書きを頼む場合も、「この体験メモだけを根拠に」「分からないところは空欄に」と条件をつけます。AIが滑らかに書いた一文ほど、自分が本当にそう思ったのか、実際に起きたことなのか確認したいです。

契約書やLINEのやり取りなどを材料にする場合は、自分や相手が分かる名前、連絡先、勤務先などをそのまま貼り付けないようにも気をつけます。ブログ上でも、私の実名や勤務先が特定できる内容は公開しません。
検索を意識しても、記事数だけを目標にしない
検索される言葉を見出しやタイトルで意識することは必要だと思います。ただ、私が以前していたように、他サイトの見出しを材料に記事を増やすだけでは、自分の経験が見えにくくなります。
Google検索セントラルの生成AIコンテンツの案内では、生成AIを使う場合も、正確さや品質を確かめ、読者に価値のある内容を作ることが重視されています。私にとっては、検索語を入れることと、自分にしか書けない具体的な場面を入れることの両方が必要です。
例えば「AI記事の重複を直す方法」なら、一般的な注意だけでなく、私が約8,000字の設定で同じ内容を繰り返したこと、当時は十分に修正しなかったこと、今なら公開前にどこを確認するかを書く。この部分は、私の記録や経験がなければ作れません。
自分の経験をどう記事にするかは、ブログの一次情報について考えた記事にもまとめています。
ChatGPTを使う前に、私が確認したい3つのこと
- このテーマについて、自分が実際に経験したことは何か
- 数字・時期・サービス名は記録で確認できるか。確認できないことは、そのまま書けるか
- AIに任せたい作業は、構成案か、言い換えか、下書きか
すべてのテーマで豊富な経験があるわけではありません。経験が薄いなら、無理に「使ってよかった」と書かず、調べた範囲と未経験の部分を分けます。
ChatGPTの文章が悪いと決めつけたいわけではありません。私は、以前の有料AIシステムで「作れた記事数」を成果と見間違えました。これからはChatGPTを使うときも、速さに助けてもらいながら、読者に渡す内容は自分で引き受けたいと思います。
