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AIなら3分でブログ記事完成?6か月使って分かった便利さと落とし穴

AIで生成したブログ本文とストップウォッチ、赤字の入った原稿を見比べる50代会社員
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AIの記事作成で「約3分」という速さは本当でした。ただし、約3分で終わったのは本文の生成だけです。

私が約30万円のAIブログシステムを使っていたときは、記事テーマを探すのに約1~30分、タイトルや見出しを選んで入力するのに約5~10分、生成後の確認にも約5~10分かかっていました。そこに事実確認や自分の体験の追加まで含めれば、「3分で公開できる記事が完成する」とは言えません。

それでも、白紙から文章を書く負担が減り、短時間で長い下書きを作れたのは便利でした。

この記事では、ブログ初心者だった私がAIで記事を作っていた手順を、実際にかかった時間とともに紹介します。約6か月で約150記事を作った経験から、AIに任せやすい作業と、人が確認すべき作業も整理します。

目次

結論:3分でできたのは「本文の下書き」です

私が使ったシステムでは、必要な情報を入力したあと、約3分で本文が表示されました。

しかし、記事作成は本文を出力するだけでは終わりません。私が実際に行っていた作業は、次のような流れでした。

  1. 記事のテーマを探す:約1~30分
  2. SEOキーワード、タイトル、見出しの候補を出す
  3. 候補を選び、必要な内容を補足する:約5~10分
  4. AIが本文を生成する:約3分
  5. 文章を読み、不自然な点を確認する:約5~10分
  6. WordPressで体裁を整えて公開する
AIブログでテーマを決め、キーワード・タイトル・見出しを選び、約3分で本文を生成して確認するまでの流れ

当時は、誤字や明らかな不自然さを見る程度で公開することもありました。そのため、確認時間を短くできただけで、十分な編集ができていたわけではありません。

「AIで3分」は、完成時間ではなく、下書きの生成時間として受け止めるのが実態に近いです。

私が使ったAI記事作成システムの手順

当時は健康・美容ジャンルのブログをWordPressで運営していました。WordPressのテーマはCocoonです。

AIシステムへ記事テーマを入力すると、SEOキーワード、タイトル、見出しなどの候補が表示されました。そこから使うものを選び、足りない情報を入力すると、本文が生成される仕組みでした。

文章を一文ずつ打つ必要はありません。パソコン操作や記事構成に慣れていなかった私にとって、「何を書き始めればよいか分からない」という状態から進める点は助かりました。

一方で、システムが示す候補の中から何を選ぶかは自分次第です。選んだテーマや見出しが読者の悩みとずれていれば、約3分で長文ができても、ずれた記事が完成します。

テーマ探しは1分で終わる日も、30分かかる日もありました

本文生成より時間が読めなかったのが、記事テーマを決める作業です。

最初の約30記事分は、自分でテーマを考えられました。ところが、記事を増やすにつれて案が出なくなり、検索結果に表示された他サイトを参考にする時間が増えました。

すぐにテーマが決まれば約1分ですが、見つからない日は約30分かかりました。それでも良い案が出ず、他サイトのタイトルや見出しをシステムへ入力することもありました。

ここで気づくべきだったのは、AIの速度ではなく、ブログの軸が不足していることでした。

健康・美容という広い分野で、「どのような人の、どの悩みに答えるか」「自分のどの経験を使うか」を決めていなかったため、テーマを出し続けるのが難しくなったのです。

約8,000字を指定しても、情報が8,000字分増えるわけではありません

私は、記事の文字数を約8,000字に設定していました。長い記事なら情報が充実し、検索でも評価されやすいのではないかと考えていたためです。

AIは設定に沿って長い文章を作ってくれました。しかし、同じような説明が一つの記事に二度入ることもありました。

見出しは違っても結論がほぼ同じだったり、冒頭で説明した内容を後半でも繰り返したりします。文字数は増えていても、読者が新しく得られる情報が増えているとは限りません。

当時の私は、文章が自然につながっていれば、そのまま使うことが多くありました。今振り返ると、重複を削り、代わりに自分の体験、具体的な数字、注意点を加える編集が必要でした。

AI記事作成で便利だった3つのこと

AI記事作成をすべて否定しているわけではありません。約150記事を作る中で、初心者の私が便利だと感じた点もありました。

白紙の状態から始めなくてよい

タイトルや見出しの候補が出るため、最初の一歩を踏み出しやすくなりました。文章を書くことへの心理的な負担も軽くなりました。

記事の形を短時間で作れる

導入、見出し、本文、まとめという記事の形が短時間でそろいました。自分だけで8,000字を書こうとすれば、さらに長い時間が必要だったはずです。

書き直しの材料を用意できる

下書きがあれば、「ここは違う」「この説明が足りない」と判断できます。AIの文章を完成品ではなく、編集する材料として使うなら役立ちます。

便利さの裏で見落としていた4つの作業

当時の私は、生成ボタンを押すまでを記事作成の中心に考えていました。しかし、本来はその後に重要な作業があります。

情報が正しいかを確認する

健康・美容は、内容によって読者の判断や行動に影響します。AIが自然な文章を作っても、根拠が正しいとは限りません。公的機関や公式情報で確かめ、根拠を示す必要があります。

自分にしか書けない情報を加える

使った商品の感想、失敗した場面、実際にかかった金額や時間などは、AIが私の代わりに知っている情報ではありません。ここを加えなければ、他のサイトと似た一般論になりやすくなります。

検索した人が最初に知りたい答えを確認する

キーワードが表示されても、検索した人が何に困り、どの答えを求めているかまでは自動で決まりません。記事の冒頭で結論を伝え、その後に理由や体験を説明する設計が必要です。

不要な文章を削る

AIが作った文章を追加するだけでなく、重複や遠回りな説明を削ることも編集です。8,000字を守るより、読者が迷わず答えにたどり着ける長さを優先すべきでした。

AIに任せやすい作業と、人が確認する作業

約6か月使った経験から、AIと人の役割は次のように分けると考えやすいです。

AIに任せやすい候補出し・構成・下書きと、人が確認する一次情報・事実・検索意図・最終判断の役割分担

AIに任せやすいのは、キーワードやタイトルの候補出し、見出し案の整理、下書き、文章の言い換えです。

人が確認すべきなのは、読者設定、検索意図、事実、情報源、自分の体験、記事の結論、紹介する商品との関係です。

AIは候補を速く並べられます。ただし、どの候補を採用し、何を伝え、どこまで確認できたかの最終判断は人に残ります。

Googleも「AIを使ったか」だけで判断していません

Google検索セントラルは、生成AIが調査やオリジナルコンテンツの構造化に役立つと説明する一方、ユーザーへの価値を加えずに多数のページを生成すると、スパムポリシーに違反する可能性があると案内しています。

参考:Google検索セントラル「ウェブサイトで生成AIによるコンテンツを使用するためのGoogle検索のガイダンス」

また、ユーザーを第一に考えたコンテンツの自己評価項目には、独自の情報や分析があるか、実体験に基づく専門性が明確か、読者が目的を達成できるかといった視点があります。

参考:Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」

私の失敗は、AIを使ったことそのものではありません。記事を増やす速さを優先し、読者に加える価値の確認が足りなかったことです。

今なら「3分の下書き」をこの順番で記事にします

今の私なら、AIを使う前後の工程を次のように考えます。

  1. 自分の経験から、金額・期間・作業・失敗・結果をメモする
  2. その経験を必要とする読者と検索キーワードを決める
  3. 読者が最初に知りたい結論を一文で書く
  4. AIでタイトル、見出し、下書きの候補を作る
  5. 公式情報で事実を確認し、出典を付ける
  6. 一般論を減らし、自分の経験と数字を加える
  7. 重複を削り、画像や内部リンクを配置する
  8. 読者の疑問に答え切れているかを読み直す

この順番なら、AIの速さを使いながら、自分にしか書けない記事へ近づけられます。

150記事作った結果は別の記事で公開しています

私はこのシステムを約6か月使い、健康・美容ジャンルで約150記事を作りました。それでも、収益はほとんどありませんでした。

費用、記事数、文字数設定、テーマ不足後に行ったこと、収益につながらなかった理由は、AIブログで150記事書いても稼げない|30万円システムを6か月使った結果で詳しくまとめています。

まとめ:AIの3分は、記事作成の終点ではなく出発点

私が使ったAIブログシステムは、本文を約3分で生成できました。白紙から書き始める負担を減らし、記事の形を短時間で作れる点は便利でした。

一方、テーマ探しに約1~30分、入力と選択に約5~10分、生成後の確認に約5~10分かかりました。さらに、事実確認、一次情報の追加、重複の削除、読者への答えを整える作業が必要です。

約3分でできるのは、公開記事ではなく下書きです。

AIの記事作成を検討するなら、「何分で文章が出るか」だけでなく、「出た文章を誰が、何を基準に確認するか」まで確かめてください。速さを記事数だけに使うのではなく、読者に役立つ情報を整える時間へ回すことが大切です。

AIで生成したブログ本文とストップウォッチ、赤字の入った原稿を見比べる50代会社員

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